点字名刺（名刺の点字加工）で社会貢献。点字メイトへお任せください

点字とは視覚障害者の方が読む為の手段として用いられていますが、名刺に点字を入れる事により、必ずしも読むためではなく、社会的に「優しさ、思いやり、誠実さ、貢献度」といったイメージが生まれ、第一印象が良くなった、というお話を聞きます。

ビジネスに第一印象というのはとても大切な物ですので、言葉なくとも一人一人の社会貢献や人間性が伝わりやすい、という事で、リピートして頂くお客様も増えてきています。

※　基本的に会社名、名前、電話番号など、名刺自体の文字の邪魔にはなりません。
※　多くの名刺の中でも点字が打ってあるだけで視覚的にも触感としても印象的です。
※　点字作業をする視覚障害者の方の収入源になり雇用支援につながります。

私の姉は、重度の視覚障がい者です。
幼い頃に視力を失い小学校からは視覚障がい者の学校に通うために親元を離れて暮らしました。夏休みや冬休みになると実家に帰ってくるのですが、終わり頃になると学校の寮に戻るために家族で送り届けます。そのたびに涙を流していた姉のことを思い出します。 頑張りやの姉は、努力の甲斐あって会社勤めをすることができました。現在も会社勤めのかたわら図書館での読み聞かせなどの趣味を持ち、いきいきと暮らしています。視覚障がい者としては非常にまれなケースであると思います。

そんな姉のエピソードがあります。働き初めて何年かしてマンションを買いたいというのです。
しかも誰の金銭的支援も受けずにです。少ない給料の中で生活していたはずなのですが、マンションの頭金を貯蓄したというのです。
それもびっくりするような金額でした。購入することに両親も私もあまり肯定的ではありませんでした。いずれ実家に戻ればいいのでは・・・？と思っていました。

しかし姉は考えを変えませんでした。購入に踏み切る直前に姉に尋ねました。「どうしても買うの？」、逆に姉から次のような質問をされました。 「私が実家に戻ったとして、買い物をしたいときにいつでも買い物のできるところに連れて行ってくれる？、友人に会いたいからと友人の元に連れて行ってくれる？」など、矢継ぎ早に質問されました。

私はかえす言葉がありませんでした。なぜなら、実家には障がい者が暮らすための整備が全くされていないからです。つまり、外を出歩くことすらできないのです。姉は、少しでも人間らしく生きるために早くから準備を整えていたのです。

私は、他の視覚障がい者の方々にも、姉のように人間らしく生きるための支援をしたいと思っています。小さな組織ですから大きなことはできませんが、一隅を照らす生き方をしたいと思っています。
そんな想いで点字名刺を手がけています。